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講習生のことば
山本美帆さん
2020年12月
リラクゼーション、クリニカル講習受講生
12月19日 ロミロミ マッサージ講習の卒業セレモニーを開催して頂きました。
12月とは思えないぽかぽか陽気の中、モデルとして来てくださった方にも参加していただき、とても嬉しかったです。カフェのお庭をお借りしましたが、太陽がキラキラ輝き、木の葉の緑がきれいで、お祈りのときに優しく吹いた風を感じ、とても清々しい気持ちでした。
1ヵ月間のお世話になった方々への感謝と、これからがスタートだという期待と不安の入り混じった思いで修了証を受け取りました。
ローカヒロミロミ の講習中の1ヵ月はほんとにたくさんの時間、自分と向き合い、また、アウトプットする機会もあり、いろいろな感情が出てきました。
タロさんと毎日会い、講習を受ける過程で、また、八丈島の海や、山、温泉などの自然に触れることでも、自分のココロは、玉ねぎの皮を1枚1枚むくように、スッキリとまた、問題がはっきりと見えていく感じでした。
ロミロミ の技術は、しっかりと自分が大地に根をはるイメージの姿勢で行います。
すごく私は苦手でしたが、少しずつできるようになり、しっかりと大地とつながると、とても気持ちが良く、それがまた、ココロの玉ねぎの皮をむくことを、さらに助けてくれました。
1ヵ月の間、少しずつ、今までの自分が昇華され本来の自分に近づいていってるような、ホオポノポノを実戦しているような感じでした。
ロミロミ マッサージの講習を受けようと思った理由のひとつは、まず自分を整えられるようになりたいと思ったからであり、その方法を教えていただいたので、これからも続けていこうと思っています。
さらに、今回の講習でこれから実践していきたいと思うことは、もらったものは自分のできることから周りに返していきなさい、循環させなさいという教えです。
私は、何ごとも完璧と自分が思うまで永遠と吸収ばかりしてしまうところがありました。しかし、すぐにできることを周りに返すということ、行動にしていくことをロミロミ を通して学ばせていただきました。
また、一緒に講習を受けた藍ちゃんは、まさにそれを実践しているし、これからも実践していこうとされていて、すごく刺激を受けました。ロミロミ セラピストとして、これからスタートしていくわけですが、まずは自分のまわりの人から1人ずつ自分ができることをしていこうと思っています。
タロさんを通して、ロミロミ を学び、地域に生活されている方とお会いできたことにとても感謝しています。また、ローカヒロミロミ はこれからの自分の生き方の指針になると思っています。
自然とつながり、思考、心、身体の調和をはかり、本来あるべき姿へもどしていく。そんなお手伝いや、生き方をしていけるように行動していきたいと思っています。
御代田佳奈さん
2016年4月 リラクゼーションコース
2020年11月 クリニカルコース受講生
私がリラクゼーションの資格を取ってから約5年が経ち、それからいろいろな場所で様々な経験をしましたが、5年前にロミロミを通して得た学びはいつも自分のベースになっていました。
今回のクリニカルでは、5年前に感じた"なんで?"をひとつひとつ紐解いていっているような感覚がありました。
クリニカルは解剖学に沿って学んでいくので、"なぜならそこにはこの筋肉があって、どこからどこに伸びている筋肉で、こうする時に使う筋肉だから"という、明確な答えがありました。
だからリラクゼーションでは身体のこの部分をこのように施術していたのか...!と、5年前の学びと今回の学びが合致して、より施術に対しての理解が増し、自信にもなり、もっと深く心身の健康について学んでいきたいと目標ができました。
そして、自他ともに認める筋肉フェチであるたろさんの講習は、いつも本当に興味深くて分かりやすく、とにかく面白かったです。どんな疑問にも親身になって応えてくれ、知識や技術を惜しみなく丁寧に教えてくださいました。
さらに今回は、偶然に同時期にクリニカルやリラクゼーションを学びに来ていたロミオハナ達との出会いもあり、みんなで資格習得を目指し過ごした時間はかけがえのない時間でした。
また、八丈島という自然豊かな環境にも癒され、施術モデルになってくださった島民の方々にも貴重なフィードバックを頂き、大変参考になりました。
たくさんの人々や八丈島の環境に、今回もセラピストとしてたくさんの学びをもらい育てて頂いたこと、深く感謝しています。
これからも心身ともに健やかに、日々精進していきます
生田幸江さん
2021年9月
クリニカル講習受講生
今回はコロナ禍の隙間をぬっての受講だったので大事をとって八丈島で3週間長期滞在するという条件の中での受講となりました。これが私にとっては、適度なスペースを自分の中に保ちながらの受講となり、心地よく学ぶことができました。
私の場合、感覚だけで学ぶというよりも、しっかりと頭で理解した上で、あとは体験型で自分の中に染み込ませていくという学びの方法が合っています。また仲間たちとみんなで和気藹々と学び合うことも好きではありますが、一人の時間を持ったり、自然の中に足を運んだりしながら、静かに内省できる時間も大切にしています。そういう意味では今回の受講スタイルは非常に自分に合っていて、終始心地よく学べました。
なお、今回の受講目的はlomilomiの知識や技術を学ぶことはもちろんのこと、それ以上に今年初め(2020年2月)にハワイ島で学んだ "lokahi lomilomi" の持つ世界観への理解をさらに深めることでした。
lomilomi(ロミロミ)というと、一般的にはどうしても優しい波のようなマッサージ、というイメージがあるかと思います。私も最初はそうだと思っていました。でも実際に “lokahi lomilomi" を学び始めて気づいたのは、それは「生き方」「暮らし方」の学びなんだなということです。
手技は一つの手段であり、クライアントとつながる大切な触媒。それは秘技でもあり、然るべき師から段階を経て少しずつ学ばせてもらうもの。つい急ぎ足でいつもの学びのように頭だけで理解しようと思っても、まったく上手くいかなくて、自分の至らなさや不甲斐なさや情けなさにも直面させられます。
"lokahi(ロカヒ)"とはハワイ語で「調和」という意味。
その名前の入った “lokahi lomilomi" は、まさにひとが心身ともに調和のとれた状態となり、そのひとの本来の生命力が溢れ出す…そこをお手伝いさせてもらうことなんだということをあらためて実感した今回の受講でした。
また今回は "clinical" という解剖生理学も踏まえながらの手技を学んでいくというものでした。決して容易く学べた内容ではありませんでしたが、この観点が自分の中に入ったことで、リラクゼーションのlomilomiを行うときにも、より今までより身体の構造がわかった上でアプローチすることができるようになったと思います。
最後に、今回の受講での一番の学びは、先生であるタロさんの在り方でした。
常に周りにいる人たちへのリスペクトと感謝を忘れずに、コミュニティのために自分が何ができるかを考え、惜しみなく自分の持っているものを差し出していく。自然を愛し、自然とともに、何物へも無理のない関わり方で、自分もその循環の一部としての役割を担う。誰に対しても分け隔てなく、いつもみんなを含もうとし、明るく朗らかに丁寧に接している。
そんなタロさんの在り方に触れられたことが、今振り返って一番印象に残っています。
「何を」学ぶかももちろん大事ですが、「誰から」学ぶかによって、かなり学びの質は変わってくると私は思っています。どんなに素晴らしい知識や技術を持っていても、その人の在り方次第では、そこへの信頼をおけなくなるなんてこともあるのではないでしょうか。
なので、私は今回タロさんから学べたこと、一緒に長くの時間を過ごせたことが、このプログラム受講の一番の価値だったなと思っています。そしてそれこそが "lokahi lomilomi" を通して学びたいこと、これからやっていきたいことだと感じています。
長くなりましたが、とても必然的なタイミングで必要な時間を過ごせたことに感謝しています。ありがとうございました。